スイス・円は一時的に大きく落ち込みましたが、その後はドル安が進
んでも、大きく動くことはなく、これまでどおり独自路線を貫いてます。
スイスは自然との調和した美しい国であることで世界的に有名ですが、
環境問題にも先進国の中で早い段階で取り組んでおり、フリーエネル
ギーの分野でも頭角を現しています。
今後は、日本企業と組んでスイスの独創性と日本の高い技術の融和
で環境ビジネスに積極的に取り組む姿勢を見せています。
特に金融の分野では第二次世界大戦中に当時の世界中の富裕層の
資産を守り抜いたことで高い信頼を誇り今日まで続いています。
ですので、サブプライム関連の損失で多くの欧米の金融機関が苦しむ
中で、スイスの大手金融機関は早い段階で手を打ち損失を抑えていま
すので、数年後には大きな差をつけることが予想されます。
これまでスイスは金融と製薬などの分野で世界を牽引してきましたが、
今後は、これらに環境ビジネスが加わる格好となっています。
スイスフランに関しても、米国の金融当局が米国の政策金利にあたる
FFレートを過去最低の水準に設定したことによって、一時大きく低迷
したスイスフランが再び買われ始めています。
また、米ドル・円の金利差が円が上回るという非常事態にあることから
スイスフラン・円のポジションが国内の外貨投資の分野でも注目を集
める可能性が高まっておりますので、来年以降が楽しみです。
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