今現在、世界的に金融不安が広がっているため、世界中の金融市場が大きく揺さぶ
られるような動きが依然として続いています。基本的に
ニューヨーク株式市場が暴落
しますとマネーはドル資産やリスク商品から離れ、債券や商品市場にシフトされます。
そして、信用不安が一時的に落ち着くと再びドル資産が買われリスク商品への投資
が活発化するといった動作を繰り返すことになります。
正直ここまで長期間のあいだ乱高下を繰り返す相場を体験されたことがある方のほう
が少ないと思いますので、こうした状況下で下手に相場を予測するのは危険です。
買いから入る場合、投資チャンスは上昇トレンドにあるときよりもはるかに少ないの
で、デイトレードのような超短期売買を除けば気長に構える必要があります。
また、売りから入るのであれば、大きく下落した後に売りで入るのは、大きな買戻しの
動きが控えている場合が多いので、不慣れな方は控えるべきだと思います。
このような状況下では、思惑が外れた場合は速やかにポジションを閉じて戦略を練り
直すか、または潔く損切りして次の投資機会を伺う必要があると思います。
結果的に、どのような相場であったとしてもストップロス、
ロスカット、損切りと言葉は
違えど重要であることに変りありません。特に今現在のような状況下では尚更です。
外為市場に限らず、相場は常に上下に価格変動しているので、保有し続ければ確か
に一時的に損失になったとしても、その後に値が戻ることで助かることもあります。
しかし、必ずしもこのような状況が訪れるわけではないので、相場が戻らない場合に
は大きな損失になります。ですので、余計なストレスを抱え込まない為にも、戻るか
もしれない?という気持ちを抑えなければなりません。
また、損切りするポイントについてですが、例えば1ドル93円の場合であれば、損切
りは92円、利食いを94円といった形で相場に入る前に決める必要があります。
そして、チャートを用いながら直近の高値や安値を目安に損切りするという方法も有効
です。これは直近につけた値段を10本前にあたる安値と高値に注目する手法です。
しかし、この場合は例えば10分足のチャートを用いた場合であれば、10分×10本
=100分の間の安値と高値に注意しなければなりません。
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