2000年に入ると有事の避難先通過としてスイスフランが大きく注目
されるようになったのですが、しかし、金融恐慌といってもおかしくな
いレベルになりますとスイスフランですら大きく下落しています。
もっとも高金利通貨であるニュージーランドドル、オーストラリアドル
の下落幅と比較すれば小さいのですが、これほどまで金融不安が
拡大すると文字通りパニック売りが加速します。
こうした場合においては、スイスフランですら投売りの対象になって
しまうのはある意味し方がないのかもしれません。
今回はあらためてスイスフランの特徴について誠に簡単ではござい
ますが解説させていただきたいと思います。
外国為替市場ではスイスフランはユーロの影響をモロに受けますの
で必然的にスイスフラン・円は、ユーロ・円に連動して動く可能性が
非常に高いのでユーロの動きを無視するわけにはいきません。
スイスフランがユーロに影響される最も大きな理由としてあげられる
のが、主要国通貨の中では日本円の次に低金利であることです。
また、取引される場合はかならず欧州中央銀行から発表される金融
政策や、政策金利、重要指標が発表される時は必ず確認して下さい。
こうした指標や政策が発表される時間帯は日本時間の夜間にあたり
ますので、相場全体が活況となり大きく動きますので、利益が出しや
すい相場が形成される可能性が高いだけに注目です。
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