金融不安から、相場全体が方向性の定まらない状態にあるので
外貨投資で利益をあげるのが難しい状態にあります。
外貨預金や外貨MMFは、『円高で買い、円安で売る』が原則とされ
ていますが、それには、余程良いタイミングで円安が進行しないと、
為替差益を得ることができません。
しかし、FXの場合、『円高で買い、円安で売る』以外にも、その逆の
『円安で売り、円高で買い戻す』という、取引が出来るのです。
なので、仮に為替が円安に動いたとしても、円高に動いても、為替
差益を得られるチャンスがあるのです。
これが、FXとそのほかの外貨商品との決定的な違いです。
株式投資で信用取引きを行った事がある方は、上述した『売りから
入る』という取引は別段珍しいことではないかもしれません。
しかし、その仕組みがわからないと、なぜ持ってもいない外貨を売
ることが出来るか不思議に思うのではないでしょうか？
基本的に、この仕組みは株式投資の信用取引きと同じで、FXでも、
まだ買っていない外貨であっても売ることが出来ます。
そして円高になったところで売った分の外貨を安く買い戻すことで、
その差額が利益となるのです。『円安で売り、円高で買い戻す』こと
の注意点は、スワップポイントです。
そして、売りから入った場合には、日本円よりも金利の高い通貨を
売った状態にしておくことになるので、その間はスワップポイントを
支払わなければなりません。
売りから入る場合は常にこの点に注意する必要がございます。
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