FX取引で投資判断の精度をあげるために、テクニカル分析は重要とされているわけで
すが、
スイスフラン・円のポジションを建てるにあたって、移動平均線やMACDなどの
テクニカル指標を利用して相場を分析するのは当然のことながら有効です。
ですが、けっして万能ではありません。
スイスフラン・円の価格の
トレンド分析に関し
てはある程度上手くいくかもしれません。
しかし、
買いサインと思って買ってみたら、既に絶好機が去った後であったなんていう
場合も少なくありません。ダマシも多いので、テクニカル分析に力を入れている投資家
の多くがトレンド転換を察知するための手法の開発に余念がありません。
残念ながら、
テクニカル分析で、できるだけ早く察知しようとすればするほどダマシに
あう確立が高まりますので、注意しなければなりません。
テクニカル指標が万全でない理由の一つに、テクニカル分析を実際に行っている時に
他の投資家も同じ指標を見ているということに対する意識が希薄な点があげられます。
つまり、自分一人だけが、相場を予想しようとしていると思いがちです。
もしかすると、全く同じ条件で
テクニカル分析を行っているとは考えにくいかもしれませ
んが、
為替の場合は市場参加者が全世界です。
また、取引会社から提供される各種テクニカル指標もインターバンク市場に忠実に設計
されているものですので、表時される価格の動きに間違いはありません。
しかし、今後の
相場の動きを予想する上で、必ずしも正しく各サインが表時されるわけ
ではないので、投資判断を下すための一つの目安としてとどめるべきです。
もちろん、
乖離率から計算して
サインの精度を高めることも可能ですが、その場合は
サインの数を増やす必要がありますので、より、
FX取引が難しくなる可能性があります
ので、上述した点を十分考慮する必要があります。
PR
